2013年 12月 11日
MRさん有難う
最後の挨拶に来てくれました。残念
昔はプロパーと呼ばれていたのが、今はMRさん。
ウッキペディアによると
医薬情報担当者MRとは
医師・薬剤師に対して、薬の適正使用情報や副作用情報、海外での処方例や新薬の宣伝活動などを行う製薬業界での営業職にあたる。ただし、他業界の営業職とは異なり、営業活動の中心は製品の販売促進ではなく、薬の情報提供・情報収集活動にある。
MRには、高い倫理観に基づき、患者の立場から「薬物治療のパートナー」として、医療従事者と共に医療の一端を担い、社会に貢献することにあることが求められている。
病棟師長になったばかりの時、もう30年近く前ですが、日本でCAPD(持続的に持ち運びできる腹膜で行う透析)が導入された時と合致します。
右も左もCAPDについて分からない時に、今まで全く縁がなかった当時のプロパーさんと濃厚に関わるようになったのです。
基礎的な知識、技術の指導だけでなく、透析を受けなければならない患者さまの心理まで丁寧に教えていただけました。
そして関西でのCAPD看護研究会立ち上げにも強力な助っ人になってもらえ、研究会の会場として大阪の会社の会議室の提供までしていただけました。
最終的にはその会社のスタッフでアメリカのナースとともにナースカレッジという研修会までもつことが出来ました。その会社の製品だけでなく他社の製品まで網羅していました。患者さまが在宅でCAPDをする時に困ったことをプロパーさんに情報を提供すると驚くほど速く、製品開発されたものが目の前に提示されるのです。
この時に、つくづく思ったのは、病院の中での医療チームにこのMRさんも入るのだと確信したことを思い出します。
そんな思いを今日、終わりの挨拶に来てくれた彼女に重なります。
MRとして研修会の案内などだけでなく、こんなに若く、美人なのに少しもおごることなく謙虚で可愛くて、だけど熱心な仕事ぶりは働く女性として感心させられます。
冬の寒い夜遅くの医局の暗い廊下の前でじっと医師がもどってくるのを待っている姿を見ると思わず、持っていたカイロをあげたこともあります。
優秀な彼女、次の所でも今のままで頑張って欲しい、エールを送りたいとおもいます。
がんばれ~~。今まで有難うございました