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看護部長ブログ

病院研修会中の頭の中

昨日夕方から毎月全職員を対象にした病院研修会がありました。
今回のテーマと担当者はこのポスターをご覧下さい。
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発表者の秦さんの姿がカメラマンの下手さでご披露出来なくて残念。
とてもりりしい女性です。
今日の発表の内容はこのとおり。
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30分の研修会時間めいっぱい使ってたくさんの内容を教わりました。
その発表を聞いていると同時に私の頭の中は、いろいろの場面、言葉が押し寄せてきたのです。
その頭の中を出してみると、
 まず第1は、
  昨年亡くなった母のことです。ふっくらしていた母が骨折を契機にパーキンソンの進行などで「食べるとむせる」「軟らかい物しか食べれない」「歯茎が痩せて義歯が合わなくなり食べられない」「食べると円背による胃のヘルニアで吐く」などなどで1回の食事が2時間以上かかり、本人も家族も食べること食べさせることの戦いでした。最後の方では体重が20キロ台に落ち、経口からの栄養補給は無理になり、お願いして経皮経食道胃管挿入をしていただきました。
  家族としては管を入れるか迷いましたが、最終的には少しでも体力を消耗せず栄養補給したい
  思いでいっぱいでした。
 頭の中第2
  当院の広報誌の新年号の院長の挨拶の中の言葉です。抜粋してみます。
  前述・・高齢化社会と在宅医療の推進から急速に胃ろうが普及し、新規の造設件数は20万件、交換件数は60万件と報告されています。しかし、それを必要とする患者さんのほとんどは意思決定能力がなく、その決定は家族に委ねられます。
  家族にとっては、本人の命の長さを結果として自分が決めると言う厳しい決断が迫られることに  なるわけです。「胃ろうからの栄養によっても生きて欲しい」しばしば家族の強い愛情を感じま  す。しかし単に「食べれないから」とか「施設に入所するためには点滴とか鼻からの経管栄養で  はだめだから」と胃ろうをつくるにあたって病院の都合から家族が追い込まれたり、後ろめたく  なるような誘導をしてはいけないと思っています。近いうちに胃ろうに関するガイドラインが提  示され、胃ろうを選択しないこと、途中から中止することも許されることが明記されることにな  ると思います。大事なことは、本人の意思であり、家族が本人をどう思い、どうしてあげたいのかという確かな意志だと思います。後述・・
  
   まさに母をとおして家族としてこの体験をしました。
   ここからそれじゃ看護師としてどのように看護するのか、どっぷり家族のままでいては駄目と忘れ物を思い出した気がしました。
 頭の中第3
  昔々、私がスタッフで神経内科の意識のない患者さまを受け持った時のこと。
  口呼吸で口の中はカラカラに乾燥し、舌全体がちじまり、のどの奥に落ち込んでつまりそうな
  音を立てて呼吸されていました。
  皆で話し合い、唾液の分泌を促す作戦を開始しました。洗濯スプレーに薄めたポッカレモンを入
  れ、患者さまのところを訪づれた人は必ずポッカレモンを声を掛けてワンスプレーしていったの
  です。勿論、吸引も合わせてです。
  「何ということでしょう」日ごとに患者さまの口の中はきれいになり、舌の落ち込みがなくなり  劇的に楽そうな呼吸になったのです。そして、全く動かなかった腸の音も聞こえるようになった  のです。
  この時の唾液の自浄作用の素晴らしさは一生、忘れません。看護の素晴らしさでもあります。
  同じことではないかもしれませんが、随分前に、北海道の麻布脳神経外科病院に全国からここの  看護を求めてやってくる患者と看護師たちのことがNHKでの放映がありました。
  入院と同時に何年も意識障害でいる患者さまに、その日から口から食べることへの挑戦、毎日の  入浴開始、寝たままにしないで座らせる、立たせるなど驚く内容でした。そして意識が改善する  のです。全ての患者さまに効果があるとは言えませんが、看護の基本を希望をもって、トライし  つづけることの大切さ、看護の効果を思い起こさせてくれました。
  経腸栄養に関わる看護師として、この頭の中のこと、ちょっと考えてみて下さいね。
  私が今大事にしていることです。
  昨日の研修会中、こんな頭でいましたので、秦先生、ちゃんと聞いていなくてすみません。
  また、必要時、個別に教えて下さい。ネ!
        
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by mikisanyo-hp | 2012-10-24 19:44

三木山陽病院看護部長のブログです
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