2011年 12月 27日
12月の病院研修会
今年度は12月1月2月に今までにない研修計画を組み入れました。
各部署での取り組みを発表するというものです。
30分間の研修会で6部署が5分づつ発表するというかなり大胆かつヘビーな企画です。
今回のトップバッターは医事課、栄養科、薬剤部、5階病棟、2階病棟、透析センターです。
かなり、関心が高かったようで参加者は106人と今までで最多でした。嬉しいですね。
各部署、5分と限られた時間で如何に伝えられるのか、かなり力が入っていました。
アンケートの中に「各部署のプレゼンテーション合戦ですね」とありましたが、記載された方の気持ちが間違っていたらごめんなさい、時間に追われて話せば良いだけで終わる研修会であってって欲しくない
と思っています。そうではなかったと思っています。
もし、そのように思わせたのであれば司会であった私の責任だと思います。
初めての体験、それぞれに頑張って発表されていました。
各部署の仕事の内容と取り組みを聞く事で、そこが身近に感じられる、それこそ連携につながります。
お互いに理解し、刺激を受ける、協力し合う気持ちになる研修会だったと思っています。
短時間でも自分たちの伝えたいことをまとめる、紹介する、この力は現場では必要です。
でもむづかしいですね。
昔、恩師に言われたことが強く耳に残っています。
「合田さんの言いたいことは、良くわかるけれど、長い。聞いている方がしんどい。
次は簡潔に伝える力が課題よね。簡潔と省略は違うのよ。決して間違えないでね。
簡潔は事の本質、エッセンスを残すことで、省略は本質までなくなってしまうこと。頑張ってね」と。
まだまだ、簡潔さへの道は長いですが、話し合いをした時、研修会に出た時など、
必ず「一言でいえば、要はこういうことを学んだ」と要約することにしています。
医療の現場では、情報があふれています。現象や情報だけに翻弄されず、しっかりと物事の本質に迫る力をつけたいと思っています。
今回の研修会にもそういう思いでいます。
気負わず、ありのままを伝えること、来月、担当の部署の皆さん、頑張って下さいね!